夢喰い探偵

『夢喰い探偵』第3巻(最終巻)

『夢喰い探偵』第3巻 2016年10月17日に『夢喰い探偵』シリーズ最終巻となる第3巻が発売されました。 第3巻は第7話から最終話(第9話)までの3話収録となっており、設定上の謎が手つかずのままではありますが、宇都宮アイリ探偵譚のクライマックスとしてさわ…

『夢喰い探偵』第9話「宇都宮アイリの冒険」(最終話)

郷土資料室に保管されていた由緒正しき日本刀が何者かによって盗み出されてしまう。現場は出入り口も窓も施錠された密室であった。証拠を残さない狡猾な犯人を捕らえるため、名探偵・宇都宮アイリは一計を案じる。 本日発売のマガジンRに『夢喰い探偵』出て…

『夢喰い探偵』第8話「輪(リング)」

注文していないはずの花束が駅前書店『くにや書房』に届けられた。架空注文のいたずらは近隣の店舗でも発生し、連続的に生じる架空注文の「連鎖」がしまいには駅前商店街を一巡してしまう。謎の架空注文の「輪」を生み出した犯人の目的はいかに。 本日はマガ…

『夢喰い探偵』第2巻

2016年5月17日に『夢喰い探偵』第2巻が発売となりました(電子書籍版も同日発売)。 第2巻は第4話から第6話までの3話収録となっていて、個別の事件を解決する傍らヒロインである宇都宮アイリの過去も次第に明らかになっていきます。第1巻が登場人物の紹介と…

義元ゆういちの別名義作品②「PIGEON WORKS アナログ探偵事件録」(2012年)

義元ゆういちの実質的デビュー作 義元ゆういち氏の先行作品を取り上げる第二弾としまして、2012年のマガジンプラス7月号に掲載された65ページの読み切り「PIGEON WORKS アナログ探偵事件録」を紹介します。名義は好本雄一ですが、義元ゆういち氏の事実上のデ…

『夢喰い探偵』第7話「時効」

並木本町駅前の廃屋で白骨遺体が発見される。身元は2年前から行方不明になっている当時中学生の女子生徒であり、状況的に何者かによって撲殺された可能性が高い。国谷の友人であり、被害者の同級生であった生徒会員が容疑者のひとりとして浮かび上がる。さら…

義元ゆういちの別名義作品①「探偵作家 俺/マリア」(2013年)

義元ゆういちの別名義作品 ミステリ漫画『夢喰い探偵』の著者である義元ゆういち氏は、2013年に好本雄一という別名義で62ページの読み切りを月刊少年マガジンに掲載しています*1。タイトルは「探偵作家 俺/マリア ―書き上げるまでが事件です―」といい、探偵…

『夢喰い探偵』第6話「金田一耕助vs.エラリー・クイーン」

文化祭の準備の最中、映画研究会とミステリー研究会の合作映画に用いる撮影用の人形が勝手に持ち出され、とある都市伝説に見立てられてしまった。またしても部活同士のもめごとに発展しつつある中、この見立ての意図を解明すべくアイリが立ち上がる。 本日発…

『夢喰い探偵』第5話「男鹿邸事件」

アイリの過去を知る刑事が漏らした「男鹿邸(おじかてい)」は幽霊屋敷であった。オカルト研究会の面々と連れ立って男鹿邸を訪れた国谷は幽霊を目撃してしまう。しかし、幽霊は心霊スポットと名高い男鹿邸ではなく向かいの廃病院に現れたのだ。 本日はマガジ…

『夢喰い探偵』第4話「夏への扉」

学内の掲示板のいたるところに薬物乱用防止キャンペーンである姫宮かれんのポスターが貼り出されるという怪事件が発生。案の定、不仲な部活同士の対立を招いてしまい、掲示物を管理している生徒会は宇都宮アイリに「姫宮かれんの増殖」事件*1の解明を依頼す…

このブログは解決編のネタバレを含みません

『夢喰い探偵』は非常によくできたミステリー漫画であり、探偵の推理とそれを構成する証拠が一対一対応するようになっています。また、問題編と解決編*1が明確に分けられていることから一話を分割して説明していくことが可能であり、非常に語りやすい作品で…

『夢喰い探偵』第1巻

『夢喰い探偵』のレビューをはじめるにあたって 『夢喰い探偵』という漫画をご存知の方は少ないでしょう。マイナー漫画雑誌での連載であること、新人漫画家さんの作品であること、なにより連載開始1年であることなど、知名度が低いことは否定できません。し…